研究データ管理をサポート:RDM Drive & オブジェクトストレージ、2025年度は無償提供
掲載
研究活動において、データの安全な保存、効率的な共有、そして適切な管理は不可欠です。この度、京都大学の研究者の皆様のニーズに応えるべく、研究者向けの新しいストレージサービス「RDM Drive」および「オブジェクトストレージ」の正式提供を開始いたしました。
2025年度は無償でご利用いただけます。 この機会にぜひ、皆様の研究を支援する新サービスをご活用ください。
RDM Drive:共同研究を強力に推進するクラウドストレージ
手軽な操作性で、プロジェクトメンバーとのデータ共有をスムーズにします。
- 情報環境機構が提供するオンラインストレージサービスです。
- 研究プロジェクトごとにデータ管理が可能になり、共同研究の効率が向上します。
- 1TBあたり最大5名が利用可能。少人数の研究グループから大規模なプロジェクトまで、柔軟に対応できます。
- 学外の研究者や学生とも簡単にファイルを共有し、共同研究を進めることができます。
オブジェクトストレージ:大規模データやプログラム連携に最適
- 高度なデータ管理と柔軟な利用環境を求める研究者向けのサービスです。
- Amazon S3互換のオブジェクトストレージを提供(利用には専門知識が必要です)。大規模なデータセットや、プログラムからの自動アクセスが必要な研究に最適です。既存のS3互換ツールとの連携もスムーズに行えます。
- テナント管理者ページへのアクセス権限が付与され、自由な環境で利用可能。高度なデータ管理を求める研究者向けに、柔軟な設定と制御が可能です。
どちらのサービスを選べば良い?
RDM Driveがおすすめな方:
- 共同研究者とのファイル共有を頻繁に行いたい。
- Webブラウザベースで手軽にデータを管理したい。
オブジェクトストレージがおすすめな方:
- プログラムやスクリプトから自動的にデータにアクセスしたい。
- Amazon S3互換のインターフェースやAPIを利用する専門知識があり自由な環境で利用したい。
利用イメージ
RDM Drive
画像
![]() |
画像
![]() |
[ログイン画面] SPS-ID/ECS-IDで簡単にログインできます。 | [Nextcloudのファイル管理画面イメージ] 直感的なインターフェースでファイル操作が可能です。 |
オブジェクトストレージ
画像

[オブジェクトストレージのテナント管理者ページイメージ]
ストレージ利用状況やアクセス権限を詳細に設定できます。
サービスの詳細
2025年度は無償でご利用いただけますので、ぜひRDM Driveとオブジェクトストレージをお試しください。皆様の研究活動を強力に支援いたします。
- RDM Driveの詳細: https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/storage/rdmdrive/
- オブジェクトストレージの詳細: https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/storage/rdmobject
利用申請
こちらからお申込み願います。
- RDM Drive Portal:https://portal.rdm.kyoto-u.ac.jp/
データ取り扱いに関するご案内
本サービスでは以下の対策を講じております。
- データは複数のストレージノードに分散・冗長化して保存されており、無停電装置(UPS)や発電機による電源対策も施されています。
ただし、遠隔地へのバックアップは行っていないため、大規模障害や天災などによりデータが消失する可能性を完全に排除することはできません。重要なデータにつきましては、各自で必ずバックアップを行っていただくようお願いいたします。
ご利用にあたっての注意事項
- メンテナンスについて: 安定稼働のため、月に1回程度、1時間程度のサービス停止を伴うメンテナンスを実施いたします。ご理解とご協力をお願いいたします。
- データ共有と公開について: 本サービスは、プロジェクトメンバー間でのファイル共有を主な目的としており、共有用のURLは永続的ではありません。データを広く一般に公開することを目的とする場合は、京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」をご利用ください。
2026年度以降のご利用について(予定)
RDM Driveおよびオブジェクトストレージは、2025年度は無償でご利用いただけます。 2026年度からは、ストレージの容量に応じて負担金が必要となる予定です。
現在のところ、1TBあたり年間6,000円程度の負担金を想定しておりますが、こちらは未確定であり、変更される可能性があります。詳細については、決定次第お知らせいたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
お問い合わせ
ご不明な点は以下のお問い合わせフォームからご質問ください。
- お問い合わせフォーム
※お問い合わせ種別は、「ホスティング」を選択した上で、お問い合わせタイトルに [RDM Drive] または[RDM オブジェクトストレージ] を含めるようにしてください。
(情報環境機構 データ運用支援基盤センター ストレージサービスグループ)
タグ/サービス
画像
