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【2026年4月開始】学生用Googleアカウントの提供について ~Google ドライブ、カレンダーに加え、最新の生成AI『Gemini』も安全な環境で利用可能に~

掲載

情報環境機構では、2026年4月より、全学生・非常勤講師・名誉教授等のECS-ID保有者を対象に「学生用Googleアカウント」の提供を開始します。これまで教職員にはグループウェアとしてGoogle Workspaceを提供してきましたが、今回、新たに学生用の環境(テナント)を構築し連携させることで、セキュリティを担保しつつ、データ共有の利便性向上や教育・研究活動の効率化を推進します。
 

1.導入の背景と仕組み

これまで、学生と教職員間でのファイル共有やスケジュール調整において、プラットフォームの違いによる不便さが課題となっていました。今回、教職員用テナントとは独立した「学生用テナント(ドメイン:st.kyoto-u.ac.jp)」を構築することで、既存の教職員データへのアクセス権限を明確に分離し、安全な連携を実現します。教職員と学生間のデータ共有は、教職員が利用しているGoogle Workspaceの各種サービスに学生のアカウントを共有設定することで行います。

 

 

2.提供する主なサービス

学生用アカウントで利用できるサービスは、コラボレーションに必要な機能に厳選して提供します。
 

  • Google ドライブ : 資料の保存・共有
  • Google カレンダー : 研究室やゼミでの予定共有、共同管理 
  • Google Chat / Meet : グループディスカッションやクイックな連絡 
  • Gemini / NotebookLM : 生成AIの活用による学習・研究支援 
  • Google Classroom : 授業課題の共有など(教職員テナント側で提供) 
     

⚠️ 重要:Gmailは提供されません。学生用メール(KUMOI)は、引き続きMicrosoft 365を利用してください。
 

3.具体的な活用シーン

教職員と学生が同じGoogle Workspaceプラットフォームを利用できるようになることで、以下のような活動がスムーズになります。
 

【研究室・ゼミ】資料共有と共同編集 
教職員が作成した共有ドライブやフォルダに学生を招待することで、論文指導や資料の共有、共同編集がシームレスに行えます。また、Googleカレンダーでの予定共有により、ミーティング調整が容易になります。


【授業】Google Classroomの活用
教職員テナントでGoogle Classroomを利用し、学生を招待することで、課題の配付・提出や連絡事項の共有が可能になります。LMS(学習管理システム)の補完的なツールとしても活用が期待されます。


【研究・学習支援】生成AIツールの利用
GeminiやNotebookLMといったGoogleの最新AIツールが安全に利用可能になります。文献の要約やアイデア出しなど、研究・学習活動の補助として活用できます。
 

4.【重要】既存アカウントに関する注意点

すでに「@st.kyoto-u.ac.jp」で個人のGoogleアカウントを作成している方へ
現在、大学のメールアドレス(@st.kyoto-u.ac.jp)を使用して、独自に個人のGoogleアカウントを作成・利用している場合、2025年12月以降のテナント設定時に競合が発生します。対象となる学生には別途詳細を案内しますが、別のメールアドレスに変更するなど、データの退避・移行が必要となりますのでご注意ください 。
 

5.スケジュール(予定)

 2026年3月頃: 在学生・新入生のアカウント作成・案内 

 2026年4月 : サービス正式リリース・運用開始

 

利用マニュアル等、詳細については、2026年3月頃に改めてお知らせします。

この新しい環境が、皆様の教育・研究活動のさらなる活性化につながれば幸いです。2026年4月より、ぜひご活用ください。

【情報環境機構・電子事務局グループ】

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