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MATLAB

対象者:学生教員職員

MATLABは、アルゴリズム開発、データの可視化、数値計算を行うためのハイレベルなテクニカルコンピューティング言語および対話型環境であり、信号・画像処理、通信システム設計、制御系設計、実験計測、金融工学、生命工学などの様々な分野で利用できます。また、Toolbox(目的別のMATLAB関数群)を使用することにより、容易にMATLAB環境を拡張し、対象分野に特化した問題を解決することができます。

京都大学では、MathWorks社と包括契約(CWL: Campus-Wide License)を結んでおり、教職員・学生は個別負担なくMATLABを利用できます。

サービスの特徴とメリット

  • 全教職員・学生が利用可能な数値解析ソフトウェア
  • 100以上のオプションツールも制限なく利用可能
  • 学外利用、オフライン利用、個人のPCでの利用も可能

更新情報

  • 2023/3/1 MATLABポータルサイトへのリンクを公開。
  • 2023/3/3 マニュアル類とDesignated Computer利用申請を公開。利用上の制約について追記。
  • 教職員向けの説明会を2023/2/3に開催しました。資料は教職員グループウェア(Garoon)にて公開しています。

1. ご利用の前に

  • ご利用には全学アカウント(SPS-ID/ECS-ID)と、全学メールアドレス(*@kyoto-u.ac.jp/*@st.kyoto-u.ac.jp)で作成したMathWorksアカウントが必要です。
  • あくまで非営利の教育・研究・課外活動といった用途に供するものとして提供されますので、業務利用はできません。
  • 包括契約開始(2023年2月)以前に既にご利用されている方は、「4. MATLABを既にご利用の方へ」をご覧ください。

2. サービスへのログイン

現在、本学で以前からMATLABを利用されていた方を中心として、MathWorksアカウントのサインインに関わる不具合が確認されております。詳細については、こちらの障害情報をご参照いただきますようお願いいたします。

3. 利用方法

ライセンスの種類

包括契約のもとでは、主に次の2種類のライセンスが利用可能です。

  • Individualライセンス:個人に紐づいたアカウントでのライセンス認証。特に理由がなければこれをご利用ください。
  • Designated Computerライセンス:常時オフライン(年1回のライセンス認証時にもインターネット接続不可なもの)に利用するもの。クラウド製品にはアクセス不可。

本ページに掲載しているスタートガイドでは、基本的にIndividualライセンスの利用方法を記載しています。Designated Computerライセンスを利用される場合は、ライセンス管理者のみが取得可能なファイル等が必要になりますので、下記フォームから申請を行ってください。必要なファイルが入手できたら、こちらの利用(移行)ガイド(学内限定)を参考にご自身でセットアップを行ってください。

○MATLAB Designated Computerライセンス利用申請:https://forms.gle/ehsGevBzHMC6pYzW7(SPS-ID保有者限定)

なお、Designated Computerライセンスの申請は本学の教職員(SPS-ID保持者)に限定しています。学生等の方は原則としてIndividualライセンスをご利用ください。学生等の方でDesignated Computerライセンスの利用が必要な場合、指導教員とご相談ください(指導教員がライセンスやインストール先PC等を管理される前提で、指導教員の方から申請いただくことは可能です)。

共用PCでの利用について

共用PCで利用する場合は、原則OSのユーザ(アカウント)を分けて、それぞれのユーザごとにIndividualライセンスでご利用ください。運用上やむを得ずOSのユーザ(アカウント)を共有する場合は、Designated Computerライセンスをご利用頂くことになりますが、その際MATLABソフトウェア上でMathWorksアカウントにサインインしたまま、別の人に端末を引き渡すと、MATLAB Drive等のクラウドサービスに紐づいたデータが他人に見えてしまうことになりますので、使用終了時には必ずサインアウトするようにしてください。

スタートガイド

教育用PC端末サービスでの利用

サテライト教室や演習室に設置された固定型端末や、ご自身の端末からネットワーク経由で利用できる仮想型端末でもMATLABが利用できます。利用方法等は教育用PC端末サービスのページをご覧ください。

スーパーコンピュータでの利用

学術情報メディアセンターが提供するスーパーコンピュータシステムでもMATLABが利用できます。利用方法等はスーパーコンピュータシステムのページをご覧ください。

4. MATLABを既にご利用の方へ

包括契約開始(2023年2月)より前に、既にMATLABをご利用されている方向けに、ご注意いただきたい点をまとめています。

a. 既存のライセンスも使えますが、CWL移行をお勧めします

既存のライセンスの扱いは下記のとおりで、包括契約の開始に合わせて失効・凍結などの処理が行われることはありません。しかしながら、CWLに切り替えたほうが、オプション製品の利用や、学外・オフラインでの利用等、活用の幅が広がりますので、移行されることをお勧めします

既に年間ライセンスでご利用の場合

年間ライセンスの契約期間終了まで、当該ライセンスはご利用可能です。CWLに移行すれば、期間満了後もそちらでご利用可能です。

既に永続ライセンスでご利用の場合

永続ライセンスに付帯するソフトウェア保守サービス終了後はアップデートが提供されなくなりますが、継続してご利用は可能です。CWLで再インストール(d.を参照)を行えば、そちらでアップデートを受けることが可能です。

b. MathWorksアカウントは全学メールアドレスに変更ください

CWLは、全学メールアドレス(*@kyoto-u.ac.jpまたは*@st.kyoto-u.ac.jp)で登録されたMathWorksアカウントで利用してください。既にそれ以外のメールアドレス(部局メール等)でMathWorksアカウントを作成されている場合、ライセンスとの紐づけ作業を行う前に、登録されたメールアドレスの変更を実施してください。

※現在発生中の不具合に伴い本項目は実施できない状態となっています。詳細はこちらの障害情報をご参照ください。

c. Concurrentライセンスは廃止されます

Concurrentライセンスとは、学内ネットワーク経由でライセンスサーバに接続することで認証を行うライセンス方式でしたが、今後はMathWorks社から提供されなくなるため廃止予定です。MATLAB組で利用されていたライセンスサーバも2023年3月末をもって廃止されますので、ご利用の方はそれまでに別のライセンス方式(基本的にはIndividualライセンス)に移行してください。

d. 移行には再インストールが必要です

既にMATLABをインストール済みの方がCWLに移行する場合は、再インストールが必要です。現在使用中のバージョンと今後包括ライセンスで利用するバージョンの組合せによって、再インストール時の対応が異なりますので、ご注意ください。

R2022b(最新バージョン)を使用している場合

既存のMATLABをアンインストールして、CWLとしてR2022bをインストールしてください。

R2022a以前を使用しており、R2022b(最新バージョン)に移行できる場合

(R2022a以前を今後使用しないのであれば)既存のMATLABをアンインストールしてから、CWLとしてR2022bをインストールしてください。

R2022a以前を使用しており、同じバージョンを使い続けたい場合

  • 現在のバージョンがR2021b以降の場合:既存のMATLABをアンインストールし、CWLとして同バージョンをインストールしてください。
  • 現在のバージョンがR2021a以前の場合:MATLAB上から「アクティベーション停止」を実行し、その後、MATLAB上からCWLとして「アクティベーション」を実行してください。

e. Storage処理は行いません

情報環境機構広報誌『Info!』第26号で、大学による包括契約の開始に伴い、個別にご購入された全ての既存ライセンス(Academic及びClassroom Perpetual License)に対して「Storage処理」を行うことについてお伝えしました。これは、既存ライセンスを凍結・休眠状態にすることで、学内で利用されるMATLABライセンスを包括契約に基づくものに集約し、利用状況の把握を容易にするもので、Storage処理が行われたライセンスは、その後包括契約期間中は利用することができなくなります(包括契約が終了すれば復活は可能)。しかしながら、MathWorks社と運用を検討した結果、本学ではStorage処理を実施しないこととなりました。MathWorksアカウントには既存のライセンスと包括契約に基づくライセンスの両方が紐づいた状態となります。

5. MATLAB Parallel Server

MATLAB Parallel Server(旧称MATLAB Distributed Computing Server)は、クラウドサーバ群や大学所有のクラスタシステム上でMATLABコードを高速処理したり、並列演算やビッグデータの計算を行ったりするのに利用可能な、MATLABオプション製品の一つです。クラスタのサイズを問わず1つのライセンスで管理可能というメリットがありますが、アクティベーションには包括契約の管理者を経由して、ライセンスファイルを入手する必要があります。導入を検討される際は、当該クラスタシステムの管理者からお問い合わせください。

なお、処理高速化や並列計算には、MATLAB Parallel Computing Toolboxという別製品も利用可能です。使い分け等の詳細は「並列計算の解決策の選択」(MathWorksヘルプセンター)をご参照ください。

6. お問い合わせ

ソフトの利用に関するお問合せ

包括契約にはMathWorks社のサポートが付帯していますので、インストールや利用上の不具合等に関する問合せは、利用者各自にて直接MathWorks社にお問合せください。なお、学生に関しては、テクニカルサポートの範囲がインストール、アクティベーション、バグ関連のものに限定されていますので、ご了承ください。それ以外のサポートについては、担当教員経由で問い合わせる必要があります。

包括契約に関するお問合せ

お問い合わせフォーム
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