メインコンテンツに移動

【Microsoft】京都大学におけるMicrosoft 365のOneDrive容量制限の実施予定について

掲載

京都大学におけるMicrosoft 365のOneDriveサービスにおいてご利用頂ける利用者毎の容量に対する制限適用について、以下の通り現在の検討状況をお知らせします。

1. 要約

 2024年3月15日付のお知らせにて、情報環境機構が提供するMicrosoft 365のストレージサービス(OneDrive等)のMicrosoft社の方針変更にともなう容量制限の検討に着手したことをお知らせしておりました。また、あわせてMicrosoft 365にてA3グレードのライセンスをご利用の方(教職員及び学生の方)には、将来の容量制限に備え100GB以下でのご利用をお願いしておりました。

 この容量制限については、2025年7月より100GBを上限として設定することを骨子として検討を進めております。 上限が決定され次第、改めて詳細を周知するとともに、既に上限を超過している方については、後日、個別連絡のうえ、上限未満でのご利用をお願いする予定です。

 なお、Microsoft 365のA1グレードのライセンス(名誉教授・非常勤講師等で、学生・非常勤講師等のアカウント(ECS-ID)をお使いの方)については、前述のお知らせのとおり、既に100GBを上限とする設定がMicrosoft社によってなされております。

2. 背景

 情報環境機構では、情報環境機構が提供するアカウント(SPS-ID及びECS-ID)をお持ちの方に、Microsoft 365用のアカウント(SPS-IDの方は「***@ms.c.kyoto-u.ac.jp」の形式、ECS-IDの方は「***@st.kyoto-u.ac.jp」の形式)を付与しており、このMicrosoft 365用のアカウントを用いることでOneDriveを利用いただいております(教職員及び学生の利用上限は5TB)。

 ところが前述のお知らせに詳細を記載しておりますとおり、2023年8月のMicrosoft社の方針変更により、OneDrive等のストレージサービスにかかる厳しい容量制限の予告がなされました。

 本学においては、2025年7月より、およそ670TBが利用者全体に対する総容量の上限となる見込みです(超過分は有償)。単純に教職員数及び学生数(約4万人)で計算すると、一人当たり約16GB程度となります。

3. 検討概要

 OneDriveの利用状況は利用者毎に異なり、ほとんど利用しない方もいらっしゃる一方、今後OneDriveを利用される方の数やその利用容量の増大も考慮する必要があります。2024年10月時点のデータでは、本学におけるMicrosoft 365の利用アカウントのうち、OneDriveを利用し得るアカウント数は約3万件となっております。このうち100GB未満でのご利用の方(利用者全体の約97%)の総利用容量は70TB程度です。一方、100GB以上でのご利用の方(利用者全体の数%程度)の総利用容量は320TB程度です。

現時点では総利用容量が利用者全体に対する総容量の上限を超過しているわけではありませんが、影響する利用者の範囲、将来的に見込まれる利用者数や利用容量の増大などを考慮し、以下を骨子として、容量制限等の対応を行うことを予定しております。

  • (1)当面は個人当たりの容量上限を100GBとする。また、今後定期的に、総容量やユーザ別利用容量のモニタリングを行い、容量制限を緩和し得るかどうか、継続的に検討を行う。
  • (2)現時点で100GBを超えて利用している方には、容量制限の実施に先立ち、ファイル削除や他の記憶媒体への退避を案内する。
  • (3)情報環境機構が提供する、他のストレージサービスを案内するとともに、OneDriveとその他のストレージサービスとの使い分け方をガイドとして提示する。
  • (4)教職員において、教育・研究・業務等におけるやむを得ない理由で、一時的な制限緩和を必要とする場合、申請制による時限的な条件緩和措置を行う。

4. 今後について

 今後、2025年3月末までに、上記(2)及び(3)を行い、2025年4月~6月において、改めて容量制限実施のアナウンスを再度行うとともに、上記(4)の受け付けを行う予定です。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 なお、上記(3)に関して以下補足いたします。

  • 現時点において、情報環境機構が提供するストレージについては、以下URLにて紹介しておりますので、ご参考ください。
  • 情報環境機構では 2025年度5月頃からRDM Drive(研究過程で生じる研究データを保存・共有するためのオンラインストレージサービス)を正式運用する予定です。 本サービスをお試し頂く試行サービス(RDM Drive (trial))を現在提供しております。試行サービスの受付は2025年2月末に終了予定です。2026年度以降、負担金をいただくことを予定しています。ご関心のある方は以下の URLをご参照ください。

お問い合わせ ソフトウェアライセンスの管理
お問い合わせフォーム