ISC BIND 9.8.x/9.9.x における DNS64 の脆弱性(サービス停止)についての注意喚起
掲載
■概要
ISC BIND 9.8.x/9.9.x における DNS64 の実装上の不具合により,サービス運用妨害 (DoS) の原因となる脆弱性があり,意図しないサービスの停止が発生する可能性がありますます.
該当する ISC BIND 9.8.x/9.9.x において DSN64 を利用している場合は,関連情報の収集,緊急パッチの適用など,適切な対応を速やかに取ることを強く推奨します.
■対象
- 9.8系列:9.8.0 ~ 9.8.4
- 9.9系列:9.9.0 ~ 9.9.2
なお,named において DNS64 を有効にしていない(named.conf において"dns64"ステートメントを設定していない)場合,本脆弱性の影響を受けません.また,DNS64 が実装されていない ISC BIND 9.7 以前のバージョンは,本脆弱性の影響を受けません.
■対策
本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.9.2-P1/9.8.4-P1)への更新,あるいは各ディストリビューションベンダーからリリースされるパッチの適用を,速やかに実施してください
関連情報 | CVE-2012-5688: BIND 9 servers using DNS64 can be crashed by a crafted query(Internet Systems Consortium, Inc. (ISC)) CVE-2012-5688 [JP]: DNS64を利用するBIND 9サーバが細工されたクエリによってクラッシュする(Internet Systems Consortium, Inc. (ISC)) BIND 9.8.x/9.9.xにおけるDNS64の実装上のバグによるnamedの サービス停止について(株式会社日本レジストリサービス (JPRS)) |
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