ISC BIND 9 サービス運用妨害の脆弱性に関する注意喚起
掲載
■概要
ISC BIND 9 には,サービス運用妨害 (DoS) の原因となる脆弱性があります.BIND が RDATA フィールドの長さ 65,535 バイトを超えるレコードを読み込んだ後,このレコードに対する問い合わせが行なわれると,BIND が停止する可能性があります.BIND がキャッシュ DNS サーバ,権威 DNS サーバのいずれの動作を行っている場合も本脆弱性の影響を受けます.
攻撃手法が比較的容易であることから,修正済みのバージョンの適用について検討してください.
■対象
ISC BIND 9 のすべてのバージョン
9.4系 や9.5系などサポートが終了しているバージョンも影響を受けますが,ISC ではパッチの提供予定はありません.
■対策
ISC 社から脆弱性を修正したバージョンの BIND が公開されています.十分なテストを実施の上,速やかに修正済みのバージョンを適用することをお勧めします.
修正済みのバージョンは,以下のとおりです.
ISC BIND
- 9.6-ESV-R8
- 9.6-ESV-R7-P3
- 9.7.7
- 9.7.6-P3
- 9.8.4
- 9.8.3-P3
- 9.9.2
- 9.9.1-P3
関連情報 | CVE-2012-4244: A specially crafted Resource Record could cause named to terminate(Internet Systems Consortium, Inc. (ISC)) ISC BIND 9 サービス運用妨害の脆弱性 (CVE-2012-4244) に関する注意喚起(JPCERT/CC) (緊急)BIND 9.x の脆弱性(サービス停止)について(株式会社日本レジストリサービス (JPRS)) |
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