Linux に権限昇格の脆弱性
掲載
■概要
Linux には,proc ファイルシステムのアクセス制限に不備があり,権限昇格の脆弱性が存在します.これにより,ログイン可能なユーザによって,root 権限で任意のコードを実行される可能性があります.
なお,本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されており,攻撃も観測されています.
■対象
- Linux カーネル 2.6.39 およびそれ以降
Linux カーネル 3.0.18 および 3.2.2 では本脆弱性が修正されています.
■対策
アップデートする.
各 Linux ディストリビューションが提供する情報をもとに,対応するパッチを適用してください.
■関連情報
The Linux Kernel Archives.
proc: clean up and fix /proc/<pid>/mem handling
Red Hat Inc.
CVE-2012-0056
ubuntu Ltd.
Linux kernel (Oneiric backport) vulnerability
関連情報 | Linux に権限昇格の脆弱性(JVN) Linux Kernel local privilege escalation via SUID /proc/pid/mem write(US-CERT) |
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