【臨時開催】学術情報メディアセンターセミナー 「スライドショウの効率改善 : 視覚に関する人間工学の原則から」
京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
8月は月例セミナーが通常はお休みですが,臨時セミナーとして情報環境機構との共催で,8月1日に,パリデジタル大学のジョン・オージェリ(John Augeri)氏をお招きし,スライドショウの効率改善に関するご講演をいただきます.
学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.
日時 | 2014年8月1日(金曜日) 16時00分~18時00分 |
会場 | 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 201マルチメディア講義室 |
参加費用 | 無料 |
参加申し込み | 不要 |
主催 | 京都大学 学術情報メディアセンター |
お問い合わせ | 電話番号:075-753-7419 E-mail:saitou.yasuki.5x 画像
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プログラム | 講演者:ジョン・オージェリ氏(パリデジタル大学共同創立者兼プロジェクト・ディレクター) 講演題目:スライドショウの効率改善:視覚に関する人間工学の原則から (注:講演は英語で行われ,通訳はつきません) 講演概要:スライドショウは今や研究に必要不可欠なコミュニケーションの手段であり,パワーポイントという言葉は日常的に使われている.しかし,スライドの読みやすさは,パワポをどう使いこなすかだけで決まるわけではない.全体のストーリー,使われるテキストの量と質,階層的な素材,画像やアニメーションの利用などの全てがスライドショウを効果的なものにするか,はたまた講演者の意図がほとんど理解されないという事態を招くかを決めてしまいます. この講演はパリの大学の教職員や修士や博士の学生向けに2008年から行っているものである. どんなソフトウェアを使うかには関係無く,スライドショウを作成する時に考慮しなければいけない原則を概観し,色やフォントの正しい使い方,優先度を付ける方法や強調法,写真のような要素の表示法などについてもお話する.スライドショウを独立した文書としてデザインするのか,あるいは口頭発表の補助的な手段と捉えるのかについても議論する予定. 講演者は,パリ地域圏(Ile-de-France)デジタル大学(UNPIdF)の共同創設者兼プロジェクト・ディレクター.UNPIdFは,2006年にスタートし,2014年現在17の大学を含む37組織を束ねたコンソーシアムである.一般向けの高等教育用のデジタル教材やオンラインサービスの開発を推進する事を目的に作られ,パリ地域圏の50万人の学生と5万人を越える高等教育機関のスタッフに教材やサービスを提供している.ITインフラ,サービス提供,教育訓練などの大きな動きが相互に有機的につながるように活動している.ジョン・オージェリ氏はUNPIdFの全ての教育訓練活動を統括している.その中には: -6箇所のデジタルトレーニングセンター(年に150セッションの教職員向け講習を提供) -デジタルなユーザガイドの出版(2008年からの累計で380冊) -デジタルな教育訓練用コンテンツの作成. などが含まれる. ジョン・オージェリ氏は,またフランスの高等教育・研究省(日本の文科省相当)の専門委員としても2006年から活躍中.学生向けのIT機器,BYOD,新しい学習環境などの分野を担当している. |