15 時00 分～16 時00 分
講 演 者：小田切 徳美（明治大学 農学研究科 教授）
講演題目：「農林業センサスをめぐって―2015年センサスの検討を終えて―」
講演概要：農林業センサスは，農林業の構造を把握し，母集団情報を提供するという役割を担う最も重要な統計調査の一つとして，旧統計法では指定統計，現行統計法でも基幹統計調査として認定されている．こうしたことから，農林業センサスは，その実施にあたり，省内に農林業センサス研究会を設置し，実施に向けた検討を行うことになっている．本報告では，これまでの農林業センサス研究会の座長としての経験も踏まえつつ，農林業センサスをめぐる現状と課題について報告する．

16 時00 分～16 時30 分
講 演 者：吉村 秀清（公益社団法人　中央畜産会　主査）
講演題目：「農林業センサスの未来を展望する」
講演概要：農林業センサスは，農林水産統計のなかでも最も重要な統計調査の一つであるが，戦後数回の改正により調査対象や調査項目が大幅に削減されてきているのが現状である．本報告では，中長期的な観点から未来の農林業センサスのあり方について報告を行う．

16 時30 分～17 時00 分
講 演 者：岩濱 好則（農林水産省 大臣官房統計部 センサス統計室長）
講演題目：「2015年農林業センサス実施の考え方」
講演概要：農林水産省統計部では，2012年に農林業センサス研究会を立ち上げ，2015年農林業センサスの準備を進めてきており，2013年3月に実施方針を固め，内閣府統計委員会での審議が進んでいる．本報告では，既往の農林業センサスとの相違も含め，2015年農林業センサスの実施の考え方について報告する．

17 時00 分～17 時30 分
講 演 者：仙田 徹志（京都大学　学術情報メディアセンター 准教授），吉田 嘉雄（京都大学 農学研究科　研究員）
講演題目：「農林業センサス調査票情報の高度利用に向けたデータリンケージ手法の検討」 講演概要：農林業センサスの調査票情報の高度利用の方法の一つとして，年度間リンケージによるパネルデータ化があげられる．その方法は複数存在するが，方法間の差異については十分に検討されていない．本報告では，年度間リンケージの方法間の差異について述べる．

17 時30 分～18 時00 分
「コメントおよび総合討論」
コメンテータ：石田 正昭（三重大学 名誉教授）