学術情報メディアセンターセミナー 「クラウド時代のネットワーク・セキュリティ技術」
京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
5月24日の学術情報メディアセンターセミナーでは,さくらインターネットの松本直人氏,アマゾンデータサービスジャパンの荒木靖宏氏をお招きし,クラウドコンピューティング時代のネットワーク・セキュリティ技術について,実例を交えてお話しいただきます.
学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.
日時 | 2011年5月24日(火曜日)16時30分~18時30分 |
会場 | 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室 |
参加申し込み | 不要 |
主催 | 京都大学 学術情報メディアセンター |
お問い合わせ | 京都大学 学術情報メディアセンター 力武 健次 電話番号:075-753-7406 E-mail:rikitake 画像
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プログラム | 16時30分~17時20分 講演者: 松本 直人 (さくらインターネット株式会社 さくらインターネット研究所 上級研究員) 講演題目: クラウド環境に必要とされる次世代技術 講演概要: 近年,クラウド環境の整備に伴い,より広帯域で高密度に集約されるシステムが求められている.これらのネットワークとストレージ技術として,High Performance Computing (HPC)分野で利用されてきたInfiniband技術のデータセンター利用なども盛んに議論されはじめた.またクラウド環境で多数の異なる組織が互いに隔離された状態でシステムを管理する必要に対応するため,仮想ルーターや仮想アプライアンスといった技術のニーズが高まるとともに,実用段階に入ってきた.本講演では,これら実用段階に入った最新技術動向の解説と紹介を行う. 17時30分~18時20分 講演者: 荒木 靖宏(アマゾンデータサービスジャパン株式会社 ソリューションアーキテクト) 講演題目: セキュリティを捉えてクラウドを使うためのポイント 講演概要: クラウドにおけるセキュリティ,という漠然とした問題をとりあげて,クラウドに対する不安や,不確実性,不信(FUD)を煽る手法が絶えない.本来利用者が,クラウドの中身や個々のサービスを理解しないことには,クラウドの本来もつ力を引き出してサービスを構築することはできない.クラウドの安全性を担保する各種の技術サービスが共有されることで,利用目標の実現が高速化する.本講演では,これらの項目と利用のポイントについて解説と紹介を行う. |