Adobe Reader 及び Acrobat の脆弱性に関する注意喚起
■概要
PDF ファイル閲覧ソフトウエア Adobe Reader 及び PDF ファイル作成・変換ソフトウエア Adobe Acrobat には複数の脆弱性があります.結果として,遠隔の第三者が細工した PDF ファイル等をユーザに開かせることで Adobe Reader や Acrobat を不正終了させたり,ユーザの PC 上で任意のコードを実行させたりする可能性があります.
自動更新機能などで信頼済みルート証明書を読み込んでいる場合は,今回の修正済みソフトウエアの適用で Adobe Reader X (10.x) 及び Acrobat X (10.x) に含まれる DigiNotar 社のルート証明書 (DigiNotar Qualified CA) が信頼済みルート証明書リストから自動的に外されます.Adobe Reader 9.x 及び Acrobat 9.x は,将来,信頼済みルート証明書の自動アップデート機能が追加されますが,それまでは,手動で外す必要があります.
詳細は,Adobe Systems 社の情報をご確認ください.
■対象
- Adobe Reader X (10.1) 及びそれ以前
- Adobe Reader 9.4.5 及びそれ以前
- Adobe Reader 8.3 及びそれ以前
- Adobe Acrobat X (10.1) 及びそれ以前
- Adobe Acrobat 9.4.5 及びそれ以前
- Adobe Acrobat 8.3 及びそれ以前
■対策
Adobe Systems 社より提供されている修正済みソフトウエアを適用してください.
■関連文書
Adobe Systems Inc.
Adobe Security Bulletins APSB11-24 : Security updates available for Adobe Reader and Acrobat
Adobe - APSB11-21 : Adobe Flash Plyaer に関するセキュリティアップデート公開
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Inquiry | 京都大学 情報部 情報基盤課 情報セキュリティ対策室 TEL:075-753-7490/7492(7490/7491/7492) E-mail:i-s-office Image
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