マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラムに不具合(PowerPoint2003で「ファイル破損」のエラー表示)
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マイクロソフト社が2011年4月13日に公開したセキュリティ更新プログラムに次の不具合があります.
4月13日に提供開始した MS11-022 (KB2464588) の PowerPoint 2003 用のセキュリティ更新プログラムを適用後,PowerPoint 2003 でファイルを開くと「ファイルが壊れています」というエラーメッセージが表示される現象があります.
具体的には,PowerPoint 2003でファイルを開いた際に,「ファイル "xxxxx.ppt" は破損しているため,スライドに含まれるテキスト,画像,またはオブジェクトの一部を表示できませんでした.破壊の影響を受けたスライドは空白のスライドに置き換えられ,失われた情報を回復できません.ファイルを以前のバージョンのPowerPointで開けるかどうか確認するには,「ファイル」メニュの(名前を付けて保存)を使用して,ファイルに同じ名前を付け,保存してください.」といったメッセージが表示されます.
この問題はMS11-022 (KB2464588)の更新プログラムを適用した後,次のファイルをPowerPoint 2003で開いた場合です.
・PowerPoint 2007 以降で作成され,スライド マスター等のプレゼンテーション背景に画像が挿入されているファイル
・PowerPoint 2003 で作成され,複数のマスターが存在し,各マスターに画像が挿入されているファイル
関連情報に再現条件,回避策が掲載されていますので参考にしてください.
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Inquiry | 京都大学 情報環境部 情報基盤課 情報セキュリティ対策室 TEL:075-753-7490/7492(7490/7491/7492) E-mail:i-s-office Image
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