※Adobe Flash Playerを狙った攻撃の増加について(2014年5月21日追記)
2014年5月5日以降，日本国内でAdobe Flash Playerを狙った攻撃が増加しているとの情報があります．皆様におかれましては，Adobe Flash Player ，ならびにAdobe Reader および Adobe Acrobatを直ちにアップデートすることを勧奨します．

Adobe Flash Playerの脆弱性を狙った攻撃が継続中 - ESETが注意喚起

■概要
Adobe Flash Player ，Adobe Reader および Adobe Acrobat には深刻な脆弱性があります．結果として遠隔の第三者は，細工したコンテンツをユーザに開かせることで，任意のコードを実行させたり，情報流出の可能性があります．

特に Windows および Mac は，直ちにアップデートするよう勧めています．

Internet Explorer 以外のブラウザをデフォルト使用している場合でも，Internet Explorer 用の Flash Player も更新してください．

■対象
Adobe Flash Player
- Adobe Flash Player 13.0.0.214 未満のバージョン (Windows ，Mac 向け)
- Adobe Flash Player 11.2.202.359 未満のバージョン (Linux 向け)

なお，Google Chrome ， Windows 8.0 上の Internet Explorer 10 および Windows 8.1 上の Internet Explorer 11 については自動的に最新版に更新されます．

Adobe Reader および Adobe Acrobat
- Adobe Acrobat XI (11.0.07) 以前
- Adobe Acrobat X (10.1.10) 以前
- Adobe Reader XI (11.0.07) 以前
- Adobe Reader X (10.1.10) 以前

なお，Adobe Reader 9.x 以前，および Adobe Acrobat 9.x 以前については，有償サポートを含むすべてのサポートが終了していますので，新しいバージョンへの移行をお願いします．

■対策
Adobe Flash Player
Adobe Flash Player を最新のバージョンに更新してください．詳細に関しては，Adobe Systems 社の情報を参照してください．

Adobe Flash Player ダウンロードセンター

お使いの Flash Player のバージョンは以下のページで確認可能です．
Adobe Flash Player:Version Information

- Mac でインストール途中に停止し失敗する場合
プロキシの設定で「自動プロキシ検出」となっている場合に発生します．「システム環境設定」⇒「ネットワーク」⇒「プロキシ」で，「自動プロキシ検出」を解除し，「Webプロキシ」，「保護されたWebプロキシ」にそれぞれ，proxy.kuins.net:8080 を設定してください．
このプロキシ設定については，MacOS XでのKUINS-III接続設定（OS 10.5-10.7）の「[b．プロキシサーバを指定する方法] 」を参照ください．

Adobe Reader および Adobe Acrobat
Adobe Systems 社より提供されている修正済みソフトウエアを適用してください．Adobe Reader 及び Acrobat の起動後，メニューの"ヘルプ (H)" -> "アップデートの有無をチェック (U)" をクリックすることで製品の更新が可能です

■関連文書
Adobe Systems Inc.
Adobe Security Bulletins APSB14-14 : Security updates available for Adobe Flash Player
Adobe Security Bulletins APSB14-15 : Security Updates available for Adobe Reader and Acrobat

Microsoft corporation
Microsoft Security Advisory 2755801