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イベント・講習会
学術情報メディアセンターセミナー 「異言語理解・異文化理解の試み」
2013年11月26日(火曜日)掲載
京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
12月17日の学術情報メディアセンターセミナーでは,愛媛大学 法文学部 教授の 樋口康一 氏をお招きし,ご講演いただきます.
学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.
日時 | 2013年12月17日(火曜日) 16時30分~18時 |
会場 |
京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室 http://www.media.kyoto-u.ac.jp/ja/access/#s_bldg |
参加費用 | 不要 ※懇親会はカンフォーラでします.会費は未定 |
参加申し込み | 不要 |
主催 | 京都大学 学術情報メディアセンター |
お問い合わせ |
京都大学 学術情報メディアセンター 語学教育システム研究分野
電話番号:075-753-9084 E-mail:www-callmedia.kyoto-u.ac.jp |
プログラム | 講演者:樋口 康一(愛媛大学 法文学部 教授) 講演題目:誤訳の物語ること 講演概要:モンゴル人が仏教信仰を知ったのは13世紀後半の元朝時代で,最初はウイグル仏教が,そしてほどなくチベット仏教が伝えられ今日に至っている.仏典のモンゴル語訳も活発に行われたが,わが国同様仏事で使用されるのは原語であり,その翻訳には象徴的な意味合いしかなく,翻訳されたまま放置されている.しかし,その行文を精査すると,元朝時代以降モンゴル人知識層が体験してきた言語接触の様相を如実に見てとることができる.そこから浮かび上がる異言語理解・異文化理解のあり様は,今日のわが国にも通じるものがある. 講演者:GEORGIOU Georgios(京都大学学術情報メディアセンター 教務補佐員),坪田 康(京都大学学術情報メディアセンター 助教),壇辻 正剛(京都大学学術情報メディアセンター 教授) 講演題目:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の試み-ギリシアにおける英語教育を例として- 講演概要:近年,我が国においても"CEFR"への注目度が高まっている.CEFRは"Common European Framework of Reference for Languages"の略称であり,「ヨーロッパ言語共通参照枠」と訳されることが多い.欧州評議会によって,ヨーロッパにおける外国語の習得状況に共通の一貫した枠組みを与えることによって,ヨーロッパ共通の言語能力を規定することを目指して開発されたものである.複言語主義やA1からC2までの6レベルに分けた評価基準等の概念は我が国の外国語教育の現場においても徐々に浸透しつつある.今回の講演では,ギリシアにおける英語教育を例にとって概説すると共に,その適用例についても言及したいと考えている. |