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イベント・講習会

学術情報メディアセンターセミナー 「GPUコンピューティングにおける計算事例」

2013年9月18日(水曜日)掲載


 京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
 10月22日の学術情報メディアセンターセミナーでは, 東京工業大学(学術国際情報センター)の青木 尊之 氏,同 小野寺 直幸 氏,京都大学(農学研究科)の中嶋 洋 氏をお招きし,ご講演いただきます.

学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.

日時 2013年10月22日(火曜日) 16時30分~18時30分
会場 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/ja/access/#s_bldg
参加費用 不要
参加申し込み 不要
主催 京都大学 学術情報メディアセンター
お問い合わせ 京都大学 学術情報メディアセンター 平岡 久司
電話番号:075-753-7444(内線7444)
E-mail:hhiraokamedia.kyoto-u.ac.jp
プログラム

講 演 者:中嶋 洋 氏 (京都大学 農学研究科 地域環境科学専攻 准教授)
講演題目:パソコンによるオフロード走行車輪のけん引性能解析
講演概要:近年のパソコン性能の向上により,従来は困難であった実際的な接触問題の解析が可能になりつつある.我々のグループでは,パソコン上に性能予測用ツールを構築することを目標に,オフロード走行車両用の剛性車輪の走行性能を離散要素法(DEM)により解析している.ここでは,DEMによるけん引性能解析について紹介するとともに解析における並列計算の可能性について述べる.


講 演 者:小野寺 直幸 氏 (東京工業大学 学術国際情報センター 特任助教)
講演題目: TSUBAME 2.0の4,032台のGPUを用いた格子ボルツマン法による大規模LES気流シミュレーション
講演概要:2.0の4,032台のGPUを用いて,東京都心部の10km四方の領域に対して1m解像度の大規模LES気流計算を行った結果について紹介する.また,GPUに適した計算アルゴリズムおよび大規模計算の高速化技術について議論すると共に,格子ボルツマン法によるLESの都市気流計算以外への応用例についても紹介する.


講 演 者:青木 尊之 氏 (東京工業大学 学術国際情報センター 副センター長 教授)
講演題目: Space-filling Curve に基づいた AMR(Adaptive Mesh Refinement) 法による 圧縮性流体計算のアルゴリズムとGPU実装
講演概要:Hilbert 曲線および Morton 曲線を Space-filling Curve として用い,Octreeデータ構造に基づいて適合格子細分化 AMR (Adaptive Mesh Refinement) 法を導入することにより効率的に空間解像度を制御し,高精度で圧縮性流体計算を行うアルゴリズムとTSUBAMEのGPUへの実装を紹介する.また,最新の NVIDIA Kepler GPU での実行性能についても議論する.

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