16時30分～17時30分
講 演 者：株式会社クエステトラ 代表執行役CEO 今村 元一
講演題目：クラウド時代の業務プロセス改革事例
講演概要：「日常業務のムダを省く」なんて本当にできるの？
IT 技術はこの10 年間劇的に進化し，また向こう10 年もまだまだ進化する．当然，電子化される成果物もあれば，自動化される工程もあるだろう．すなわち，どんな組織も『業務プロセス』（仕事の流れ）を変化させ続けざるをえない．しかし一方で，その「変化の内容」や「変化の頻度」は安易に決められるものではない．クラウド時代ならではの「業務プロセス変更事例」を紹介するとともに，大学組織におけるクラウド活用や業務プロセス管理のあるべき姿を議論したい．
講演者プロフィール：
2000 年京都大学情報学研究科修了，ソフト会社「株式会社四次元データ」(クラウド型CRM)設立，2007 年株式上場，2008 年「株式会社クエステトラ」(クラウド型BPM) 設立，京大情報学同窓会会長

17時30分～18時30分
講 演 者：NTT コミュニケーションズ株式会社 常勤監査役 遊佐 洋
講演題目：サイバー攻撃との戦い（防御，邀撃）―「サイバー空間」生成者の視点から―
講演概要：NTT コミュニケーションズは世界有数のグローバル"the Internet"提供者であり，「サイバー8空間」枢要を形造る任にある．今や，人類の営為に不可欠となったこの人工空間は，しかし，悪意ある個人，集団あるいは国家が，悪戯，金儲け，政治的活動，安全保障等の目的で積極的に他社への攻撃を仕掛ける場にもなった．最近はインターネットから隔離されているはずの国家インフラ（電力，運輸）にまで攻撃の魔手が忍び寄る．一見，攻撃優位に見える彼のサイバー攻撃に対し，我はどう防衛し反撃すべきか，官民挙げての取り組みが始まったばかりである．ここではサイバー空間構成側の視座から，ビッグデータ，クラウド等の活用による対処の動向を紹介するとともに，実現上クリアすべき法的論点（恐らく国民的合意が必要）について提起したい．
講演者プロフィール：
1974 年京都大学工学研究科修士修了，日本電信電話公社入社， 2002 年ＮＴＴコミュニケーションズ取締役，次いで常務取締役セキュリティバリュープレジデントを経て，2006 年ＮＴＴコムテクノロジー代表取締役社長，2012 年から現職，洛友会東京支部副支部長