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学術情報メディアセンターセミナー 「ラーニングアナリティクスに向けた学習データ利活用に関する技術動向と大学教育ビッグサイエンスの可能性」

2014年7月17日(木曜日)掲載


 京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
 9月9日の学術情報メディアセンターセミナーでは,熊本大学 総合情報統括センター 教授の 中 野 裕 司 氏をお招きし,ご講演いただきます.
 学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.

日時 2014年9月9日(火曜日) 15時00分~17時00分
会場 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/ja/access/#s_bldg
参加申し込み 不要
主催 京都大学 学術情報メディアセンター
お問い合わせ 電話番号:075-753-9015
E-mail:kajitamedia.kyoto-u.ac.jp
プログラム

 コース管理システムとも呼ばれる学習支援システムは約9割の国立大学で導入され,私立大学でも約6割で導入されています(文部科学省2013年度アカデミッククラウド委託調査).その結果,各大学では,様々な学びのデータが蓄積されはじめていますが,その多くが整理・構造化されておらず,教育学習活動の高度化に活用されるまでには至っていません.一方,欧米では,大学の枠を越え,学びのデータを組織横断的につなげることでビッグデータとし,大学教育の改善に活かすラーニングアナリティクスが注目されており,大学教育におけるIT活用は,教育学習活動の電子化/情報化から次の段階に入りつつあります.
 そこで,本セミナーでは,「ラーニングアナリティクスに向けた学習データ利活用に関する技術動向と大学教育ビッグサイエンスの可能性」と題し,大学教育を対象としたビッグデータの利用環境をどうのように整備し,高等教育の質的改善を目指した様々な研究開発・実践が着実に蓄積される大学教育ビッグサイエンス基盤を我が国としてどうのように構築していくべきかを議論します.
 まず,熊本大学の中野裕司教授には,学習支援システム等を通じて生成されるデータの現状とその利活用のための技術動向についてご講演いただきます.学びのデータは多様な教育現場の様々なコンテキストを有する広大な空間内で発生するため,単一の大学だけでは十分な密度のデータを収集・蓄積することができません.本講演を通じて,大学で生成される教育学習活動に関わるデータを横断的に,かつ,学習コンテキストに沿って体系的に扱うための標準的な技術の現状と課題を議論します.それを受け,京都大学の梶田が,米国を中心に世界動向を俯瞰し,我が国の大学が取るべき道についていくつかの可能性を議論します.
 セミナー終了後,軽食を交えた懇親会も予定しておりますので,奮ってご参加いただければ幸いです.

講 演 者:中 野 裕 司(熊本大学 総合情報統括センター 教授)
講演題目:ラーニングアナリティクスに向けた学習データ利活用に関する技術動向

講 演 者:梶 田 将 司(京都大学 情報環境機構・学術情報メディアセンター 教授)
講演題目:大学教育ビッグサイエンスの可能性

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