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KUINS ニュース 69

目次

KUINS news 69 [2010.5.31]

表紙写真:iCeMSのComplex本館の外観(左)と理学研究科セミナーハウスの外観(右)

京都大学情報環境機構講習会開催報告

去る平成22年4月9日(金),4月21日(水)に,講習会を開催しました. これまではKUINS単独で講習会を実施しておりましたが, 今年度からは機構全体としての講習会として開催することとなりました.大きな理由は, 新たに京都大学の構成員になられた皆様に情報環境機構のサービス全体を把握して頂き, 情報基盤利用開始にかかる皆様の手間をなるべく軽減するためです.KUINS 以外に講習を行った内容は, 「認証サービス」,「教職員メール」,「ホスティングサービス・ホームページサービス」, 「情報セキュリティ・ポリシーと個人情報保護」です.今回は,情報環境機構が調達した新しい 遠隔講義システムの新機能を使って,桂地区,宇治地区,熊取地区,犬山地区への配信も行いました. 参加者数は,

・第1回 60名(吉田50名,宇治1名,桂7名,熊取2名,犬山0名)
・第2回 38名(吉田30名,宇治1名,桂0名,熊取7名,犬山0名)
・合計 98名(吉田80名,宇治2名,桂7名,熊取9名,犬山0名)

でした.今後も講習会を充実させて行くよう努力しますので,今後周囲に新規着任される方がおられましたら, 是非受講をお勧め下さいますよう,お願い致します.

学外から学内へのメールの無条件転送について

KUINSニュース No.68にてお知らせしましたように,学内で受信したメールを無条件に 学外のプロバイダなどへ転送している場合,SPAMメールも全て送ってしまいますので, 京都大学のメールサーバがSPAM発信元と判定されてしまい,京大からのメールを拒否されてしまう 可能性があります.最近,これとは逆の事象がいくつか起こっていますので,ご注意をお願い致します. 例えば,他の機関から京都大学へ異動された方が,以前のメールアドレスに到着したメールを全て京大へ 転送しており,京大のメールサーバが前勤務地のメールサーバをSPAM発信元と判断し, 受信を制限しているケースがあります.そのような転送を行っている方は,SPAMフィルタを行った後に 転送するなどの対策をお願いします.また,特定の機関からのメールが届かない場合,このことが原因である 可能性も考えられますので,一度KUINSまでお問い合わせください.

SPS-IDによるPPTP接続利用について

KUINSニュース No.66にてお知らせしましたように,京都大学では全学認証基盤システム構築の一貫として, IDの統合を目指しています.ご案内しておりますように,学生の共通IDは「ECS-ID」, 教職員の共通IDは「SPS-ID」です.これまで,KUINSのPPTP接続においては,ECS-IDを認証用に 利用していましたため,PPTPを利用する教職員の方はECS-IDを取得する必要がありました.しかし, この4月よりPPTP接続サービスがSPS-IDでも利用可能となりましたので,お知らせ致します. これにより,PPTPを利用するためだけにECS-IDを取得する必要はなくなりました.なお, 学生の共通IDはECS-IDですので,学生の方々は従来通りECS-IDでPPTPをご利用下さい.

また,sshポートフォワーディング接続サービスにつきましても,SPS-IDでの利用が可能となるよう 現在調整中ですので,今しばらくお待ち下さい.利用可能となりましたら, あらためてアナウンスさせていただきます.

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IC学生証・IC職員証等の導入について

情報環境機構 統合認証センター

2010年度から京都大学の学生証・職員証等がICカード化されました. 全ICカードに,非接触で情報を読み出せるfelica ICチップを内蔵しました. また,IC職員証と認証ICカードには電子証明書を格納する接触式のICチップも内蔵し, 情報環境機構の発行しているSPS-IDに関連付けられた電子証明書を格納しています. これらのチップを通じて,これまでの磁気ストライプに比べてより安全性の高い認証が行えます. また,IC学生証,IC職員証,認証ICカードは多用途に利用できるよう設計されており, 大学生協の組合員証・電子マネー機能にも既に対応しています.このため,持ち歩くカードを減らすことができます.

在学証明書などの証明書発行システム,図書館の入退システムや貸し出しシステム等は 非接触チップに対応済みです.PCから非接触チップ・接触チップの情報を読み出すことも可能です.

接触チップの電子証明書を利用するには,職員証・認証ICカードと共に配布している導入支援 キットに含まれるカードリーダと下記OS用のドライバを用います.
・Windows 2000/XP/Vista/7
・Mac OS X 10.4~10.6
・Linux 2.6.x

最新版のドライバは下記のURLから確認して下さい.2010年4月時点で, Windows版の新バージョンのドライバを公開しています.
https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/cert/whatsnew/news/
Webブラウザ(Windowsでは Internet Explorer または Firefox,Mac とLinux では Firefox)から 電子証明書を利用して,Webアクセス時の個人認証に利用できます.今後,京都大学教職員グループウェアから 利用できる一部のWebアプリケーションが,ICカード内の電子証明書での認証に対応していきます. 5月26日には「人事・給与の申請閲覧」でICカード認証を試すことができるようになりました. グループウェアのトップページ,リンクインデックス内の「人事・給与の申請閲覧等(ICカードテスト)」 から利用できます.

非接触チップの情報は,FeliCaポート内蔵PCか,SONYの提供するパソリを購入し, 専用ソフトウェアを利用することで可能になります.例えば,イベントや授業の出席管理に 利用することができます.サンプルソフトウェアを統合認証センターで用意していますので, 利用を検討されている方は ninsho-qa@iimc.kyoto-u.ac.jpまでお問い合わせ下さい.

無線LAN基地局に関するお知らせ

KUINSニュースNo.68以降に新たに追加されました無線LAN基地局についてお知らせします.

今回は,生命科学研究科(農学・生命科学研究棟1階,6~8階,医学部G棟4階及び5階,医学部F棟), iCeMS本館(4階),吉田南1号館(1・2階及び地下フリースペース),霊長類研究所(国際共同先端棟3階), 工学研究科(物理系校舎,総合研究4号館共通3,総合研究3号館155号教室),学生部(入試企画課1階), 理学研究科(1号館5階),東南アジア研究所(図書室),アジア・アフリカ地域研究研究科( 総合研究2号館4階北半分),経済学研究科(法経北館,法経済学部東館,法経本館),法学研究科 (法経本館,法経北館,総合研究2号館),時計台記念館(タリーズ前),数理解析研究所 (本館,総合研究2号館,総合研究4号館),医学研究科(C棟3階),地球環境学堂(土木工学教室1 階及び2階) ,防災研究所(宇治地区研究所本館D1518会議室)に設置しました.

今回は,法学研究科,経済学研究科,生命科学研究科,数理解析研究所等, 今までKUINS仕様無線LAN基地局が未設置であった部局への設置が実現しました.また, 今回は今までになく大量設置が実現し,サービスエリアが大幅に拡大しました.さらに, 今回の記事には間に合いませんでしたが,室町寮,熊野寮,女子寮の基地局リプレイスによる eduroamの提供を計画中です.また,情報学研究科においては,研究科設置の既設基地局を みあこネットおよびeduroam対応へと切り替えて行きます.なお,KUINS提供の無線LANは, 11aおよび11gの両規格で,みあこネットおよびeduroamの両方を利用できます.しかし, 情報学研究科既設の無線LAN基地局は機種が異なりますので,11gでみあこネットのみ,11aでeduroamのみ, 利用可能となります.ご了承下さい.

別記事として,iCeMSと理学研究科より寄稿いただきましたので,そちらの方も合わせて御覧下さい.

今まで紹介しております一連の作業は,全学インセンティブ経費 アクセスネットワークによる 設置の一環として実施中です.講義室や会議室や共同利用者控室等,公共性の高い空間への設置作業を 進めております.御希望のある部局担当者様からの御相談・御質問等お待ちしております. お問い合わせはq-a@kuins.kyoto-u.ac.jpまでお願いいたします.(件名に【無線LAN基地局設置】と 御記入いただけますと幸いです.)

今までKUINS側で設置しました場所以外に部局独自で追加設置される場合, 部局で購入された無線LAN基地局がKUINS仕様であり,部局としての要望がありましたら, 当該基地局をKUINS管理に移管することが可能です.なお,現在KUINSで導入している無線LAN基地局は, アライドテレシス製のAT-TQ2403です.部局での設置を御検討されている場合は,上記同様, 導入前にq-a@kuins.kyoto-u.ac.jpまで御連絡下さい.

理学研究科のKUINS提供無線LAN基地局について

理学研究科 情報管理担当

安全な無線LANを安心してご利用頂くために,全学的にKUINS提供の無線LAN基地局の設置が 進められています.本記事では,理学研究科における設置状況をご紹介します.なお, 最近のKUINSニュースには毎号無線LAN関連記事が掲載されていますので,そちらも併せてご覧ください.

執筆時点(平成22年4月23日)における理学研究科での設置場所は以下の通りです.

・理学研究科1号館
5階 小会議室,大会議室,リフレッシュコーナー

・ 理学研究科6号館 講義棟
2階 201, 202, 203, 204, 207
3階 301, 302, 303, 304, 305
4階 401, 402, 401講義室前ロビー

・ 理学研究科6号館 化学棟
1階 化学専攻図書室

また,執筆時点で今後予定している設置箇所は,以下の通りです.

・ 理学研究科2号館
1階 第1講義室,第2講義室,第3講義室

・理学研究科4号館
1階 第1セミナー室,第2セミナー室,第3セミナー室

・理学研究科 セミナーハウス
小セミナー室,大セミナー室

KUINS提供の無線LANを利用するには,KUINSのホームページにある, 「KUINS提供無線LANの使い方」を御覧下さい.

理学研究科では,今後も共用部分を中心にKUINS提供無線LAN基地局の設置を順次進めていく予定ですので, 教育・研究に,ぜひお役立てください.

物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)の無線LANアクセスポイントについて

iCeMS 事務部
情報システム管理室

iCeMSでは,吉田キャンパス西部構内にありますComplex1 本館および本部構内にありますComplex2 研究棟1号館内に, 情報環境部のご協力により無線LANアクセスポイントを複数設置しました.iCeMSは文部科学省の 「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPIプログラム)」に採択され,「物質-細胞統合科学という 新たな学際領域を創出する」事と,「科学者のキャリア形成における国際的ハブとなる」事を目指し 2007年10月に設立されました.iCeMSでは異なる学問領域の研究者間の交流を促すために共有研究室や オープンオフィスなどの施設環境を整えており,利便性とセキュア性を兼ね備える無線LANの設置は その理念に適うものであります.

設置場所は,Complex1 本館の研究者室の1階研究者室(オープンオフィス)と4階会議室・事務室, およびComplex2 研究棟1号館の4階研究者室(オープンオフィス)で,みあこネット及びeduroam両対応となっています. みあこネットから学内もしくはインターネット上のサービスを利用するためにはPPTP接続を行う必要がありますので, 詳しくはKUINSホームページ上の設定情報をご覧下さい.また,接続には教育用コンピュータシステムアカウント (ECS-ID),またはSPS-IDを用いますが,IDをお持ちでない来訪者の方にもゲストIDを発行できますので是非ご活用下さい.

京都大学全学メールサービス KUMail (くまいる) について

情報環境部 全学メールタスクフォース

平成22年の4月から,教職員グループウェアのNotes/Dominoメール機能を有していない全ての教職員が @kyoto-u.ac.jp のメールを使えるようになりました.主な仕様は以下の通りです.また,詳細は Web などでお知らせしております(検索語: KUMail).

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メールアドレス: 姓名と2文字の英数字 (各自ログインして確認)

例) kyoto.hanako.7e@kyoto-u.ac.jp

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受信箱(メールスプール)の容量: 2GB
上限値を越えるとメールを受信できなくなります.

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メール自動削除設定とその初期設定 (各自で変更可能)
・ 受信トレイ: 90日が経過したメールは「削除済み」へ移動
・ 削除済み: 120日が経過したメールは削除
・スパム: 30日が経過したメールは削除

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受信サーバ: mail.iimc.kyoto-u.ac.jp
・ IMAP4 利用可(SSL 必須: 993 番ポート)
・ POP3 利用可(SSL 必須: 995 番ポート)

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送信サーバ: mail.iimc.kyoto-u.ac.jp
・ SMTP AUTH 利用可(SSL 必須: 465 番ポート)
・ 認証アカウント: SPS-ID(Notes/Domino のアカウント)

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「受信サーバー」のユーザー名 = SPS-ID
「受信サーバー」のパスワード = SPS-ID のパスワード

全学メールサービスは,概ね社内メールに対応するサービスで,本学の教職員間のみならず, 学外の方々とのコミュニケーションの手段として用いることができます.また,本部から全教職員へ 一斉に行う連絡手段としても用いられます.現状では,様々な組織が独自にメールサーバーを運用されているのですが, 汎用コンピュータサービス上で一括して行うことにより,この管理・運用のコストを削減することができます.

一方で,本学の教職員の活動は実に多様で,すべての要求に応えられていないことも事実でしょう. 実際,画像や音声など,ある程度の大きさのファイルをメールに添付して送ることができません. 受信箱(メールスプール)の容量にも上限があり,際限なくメールを受け取り続けることもできません. そのため,初期設定では,受け取り後一定期間が経過したメールを自動的に消去することにしています. こういった制限はどの企業の社内メールにもあり,全学メールにおいても費用対効果を考慮して設定しております.

実際のご利用は,まず教職員グループウェア Notes/Domino に SPS-ID でログインし, 次に「全学メール」のタブをクリックしてください.ここで,転送設定などをすることで, 現在お使いのメール環境を大きく変えることなく全学メールを利用することも可能です.

今後,全学メールが,教職員グループウェアとともに,本学の教職員の研究・教育活動や業務の効率化に 資することを願っております.なお,全学メールに関するお問い合わせやご意見は,全学メールサポート (E-mail:kumail-qa@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp)まで,ご連絡いただきますようよろしくお願いいたします.

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KUINS 会議日誌

平成22年2月28日~平成22年5月30日

情報環境機構 KUINS 運用委員会
平成22年3月5日(平成21年度 第11回)
・KUINS経費の執行状況と平成22年度予算案について
・SINET4アクセス回線共同調達について
・「宇治キャンパス情報通信改善について(報告)」の提出について
・学術情報ネットワーク(KUINS)の高速化の展開の状況
・KUINSニュースについて
・NCA5(AS2504)とSINET(AS2907)との相互接続に関する申し合わせ書の提出
・KUINS無線LANアクセスポイントの状況報告
・KUINS状況報告
・kyoto-uドメイン申請
・その他

平成22年4月5日(平成22年度 第1回)
・KUINS運用委員会の学外委員委嘱及び新規委員の委嘱について
・SINET4アクセス回線共同調達について
・新遠隔講義システムの接続について
・機構講習会開催について
・平成22年度事業計画について
・平成22年度予算案について
・KUINSニュースについて
・学術情報ネットワーク(KUINS)の高速化の展開の状況
・KUINS無線LANアクセスポイントの状況報告
・KUINS状況報告
・kyoto-uドメイン申請
・その他

平成22年5月12日(平成22年度 第2回)
・新KUINS運用委員の紹介
・SINET4アクセス回線共同調達について
・「IPアドレス+MACアドレス」によるKUINS-II接続機器フィルタ強化について
・衛星ブロードバンドシステムによる遠隔地接続実証実験途中経過について
・KUINSニュースについて
・機構講習会開催結果報告について
・KUINS無線LANアクセスポイントの状況報告
・KUINS状況報告
・kyoto-uドメイン申請
・その他

お知らせ

KUINSニュースへの寄稿を歓迎します.
詳細は kuins-news@kuins.kyoto-u.ac.jp または下記までお問い合わせください.

問い合わせ先
情報環境部 情報基盤課 ネットワークグループ(075-753-7841, 7432)

PDF版 KUINSニュース No.69

 

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