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KUINS ニュース 51

目次

KUINS news 51 [2006.1.30]

表紙写真:桂キャンパス福利棟のネットワーク構 築(左: 桂キャンパス福利棟,右: ネットワーク機器関係)

KUINS接続機器登録データベースにおける連絡担当者 および設定変更申請可能者自動設定機能の運用開始について

KUINSニュースNo.50 でお知らせしましたように, KUINS接続機器登録データベースにおける 連絡担当者および設定変更申請可能者自動設定機能の運用を開始しました.

(1) 新機能の概要
KUINS接続機器登録データベースでは,ホストやVLANに対する設定変更申請や 設定内容閲覧を,以下の方のみに限っています.
・設定変更申請: 管理責任者
・設定内容閲覧: 管理責任者,支払責任者,連絡担当者

ところが最近,部局全体のネットワーク管理をされている方々から
・自分の部局のホストやVLANの設定情報を全て把握したい,
・自分の部局のホストやVLANの設定変更申請を行いたい,

と言ったご要望が複数寄せられました.

これを受けて,平成17年2月28日開催の学内共同利用運営委員会において, データベースを以下のように運用することが了承されました.
1.KUINS-II サブネット連絡担当者は, そのサブネットに所属するホスト の設定情報を閲覧することが出来る.
2.KUINS-II のホストにも連絡担当者を設定可能にする. (これにより,連絡担当者がホストの設定内容を閲覧できる.)
3.指定された条件(例えば,管理責任者が誰であるとか, 支払責任者の所属部局がどこであるとか言うもの)を満たすホストやVLANは全て, 指定された方が設定変更申請を行える.(管理責任者も従来通り行える.) 4.指定された条件を満たすホストやVLANには全て, 指定された方を連絡担当者に割り当てる
(すなわち,指定された方は設定情報を閲覧することができる). この場合, 条件に当てはまるもの全てに連絡担当者が強制的に割り当てられ, 管理責任者がその人を連絡担当者から外す申請をすることが出来なくなります.

(2) 申請方法
1. については申請不要で,全てのKUINS-IIサブネットに適用されます.
2.については従来の申請通り, ホストの管理責任者が連絡担当者をデータベース上 で設定することができます.
3.の設定変更申請の権限を与えたい場合はその条件を, 部局長名で情報環境機構KUINS 運用委員会あてに文書で申請して下さい. 申請条件は,1つでも複数指定していただいても結構ですが, 部局として1つにまとめて申請してください.

(3) 申請条件
・現責任者の名前で指定する場合
現在の責任者の種類および責任者のアカウント:
設定変更の権限を与えたい方のアカウント:
対象範囲:(「KUINS-II」「KUINS-III」または「全て」)
・現責任者の部局名で指定する場合
現在の責任者の種類および部局名:
設定変更の権限を与えたい方のアカウント:
対象範囲:(「KUINS-II」「KUINS-III」または「全て」)

(4) 申請例
例1
・工学研究科の京大太郎さんが管理責任者となっている KUINS-IIIの設定変更申請の権限を,吉田次郎さんに与えたい場合
現在の責任者の種類および責任者のアカウント:管理責任者 京大 太郎
設定変更の権限を与えたい方のアカウント:吉田 次郎
対象範囲:KUINS-III
例2
・支払責任者の部局名が学術情報メディアセンターとなっているKUINS-III, KUINS-IIの全ての 設定変更申請の権限を, 役職名の「情報環境部情報企画課財務掛長」に与えたい場合
現在の責任者の種類および部局:支払責任者 学術情報メディアセンター
設定変更の権限を与えたい方のアカウント:情報環境部情報企画課財務掛長
対象範囲:全て

4. は,3. と同様の様式で部局長から情報環境機構 KUINS運用委員会あてに文書で申請して下さい.

IP over ATM 接続サービス終了のお知らせ

平成8年より運用しているKUINS-II/ATMネットワークを高速に使用していただく ため, KUINS では,IP over ATM接続サービスを実施してきました. しかし, KUINS-II/ATM接続機器である ATM ハブノードの保守期間が満了を迎えている現在, ATM技術を使用した IP over ATM接続サービスを続けていくことが困難となってきました.

このようなことから,IP over ATM接続サービスを平成18年3月末をもちまして終了 させていただくことになりました.現在IP over ATMにて接続していただいて いる 機器につきましては,至急,KUINS-IIIネットワークに移行していただく ようお願いします.

桂キャンパス福利棟のネットワーク構築が完了

平成17年12月に桂キャンパス福利棟(保健管理センター桂分室)のネットワーク 構築が完了しました.

保健管理センターと情報学研究科医療情報学講座 (附属病院医療情報部)が共同で研究されている 遠隔診療システムを 吉田の保健管理センターと桂の保健管理センター桂分室間に導入することにより, 遠隔医療サービスが実現できるものと期待されます.

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spam メール対策機器の導入計画について

KUINS ニュース No.50でお知らせした通り, 全学共通経費により spam メール対策機器の 導入計画が決まりました. まず,第一弾として,Symantec 社製 Symantec Mail Security 8100 (SMS-8100)を導入します. SMS-8100 は spam 発信元として登録された IP アドレスからのメール送信に対し, 帯域を制限することでspamの 流量を減らすことができます.

なお,機器構成の都合上,SMS-8100 によるサービスを受けるには, KUINS-III の ウィルスチェック機能つきメールサーバの利用が必須となりますので, ご注意ください.

今後,メール本体検査によるspam対策システム, および,spam と判定されたメールを 一時留め置きする(検疫) システムの導入を予定しております. 詳細は未定ですが, 決まり次第お知らせいたします.

桂キャンパスにおける教育用コンピュータシステム の利用コード発行について

桂キャンパスにおられる教職員の方のために, 情報環境機構教育用コンピュータシステムの 利用コード(アカウント)発行業務を, 工学研究科附属情報センターに委託しています. アカウント取得を希望される方は,桂キャンパスBクラスター・事務管理棟2階の 情報センターまでお越し下さい.

受付時間は,月・火・木・金の10時~16時になります.

なお,学生の方に関しては利用コード交付講習会の受講が条件となります. 桂キャンパスにおける講習会スケジュールは別途お知らせいたします.

なお,この情報コンセントを使うには申請が必要ですので, 下記のURLから申請下さい.
https://db.kuins.kyoto-u.ac.jp/

ネットワークセキュリティ講習会のご案内

京都大学情報環境機構では,下記の通り講習会を開催します.

日時: 平成18年3月15日(水) 13時~16時30分
場所: 京都大学学術情報メディアセンター南館 2階201号室
定員: 100名
講師: 上原 哲太郎 氏 (京都大学 学術情報メディアセンター)
「政府機関統一基準対応のための情報セキュリティポリシーの見直しについて」
山中 進吾 氏 (Sun MicroSystems株式会社 Sun Javaソフトウェア・ソリューション本部)
「これからのアイデンティティ管理環境」

本講習会は本学教職員を対象としています.受講を希望される方は, 氏名,所属,職名を明記の上,下記宛先までお申し込み下さい. 尚,登録して頂いた情報は, 本講習会の開催・受付以外には利用いたしません.

情報環境部情報基盤課 情報セキュリティ対策室
電子メール:i-s-office@media.kyoto-u.ac.jp
電話:内線7490または7491

技術的な話題提供として,京都府立医科大学の花井教授より, 京都府立医科大学における スパム対策の実例についての 報告,京都大学大学院工学研究科の波部助手より, 高精細遠隔講義システムを実現するための 開発の経緯と今後の問題点について報告とデモが行われました. さらに京都大学学術情報メディアセンターの岡部教授より, 国立情報学研究所と全国共同利用情報基盤センター で進められている 大学間連携のための全国共同電子認証基盤(UPKI)の 事業内容についての報告がありました.

最後に,参加者間で活発な議論が行われました.

グリッド講演会開催のお知らせ

下記の通り, グリッド講演会 '05-'06 が開催されます. 参加費は無料で,一般の方々も参加することが できますので, 多くの皆様のご参加をお待ちしております.

日時: 平成18年3月14日(火) 13:30~16:30
場所: 京都大学学術情報メディアセンター北館 3階講習室
プログラム: http://www.nii.ac.jp/gridforum/contents/grid05_06.html#kyoto をご参照下さい

大型計算機システムメールホスティングサービスについて

学術情報メディアセンター
大型計算機システムメールサービス担当

1. はじめに
学術情報メディアセンターの大型計算機システムでは,センター設置の メールサーバを用いて, 利用者が指定するドメインのメールアドレスについて 送受信を行えるメールホスティングサービス を提供しています (現在,KUINS も本サービスを利用することで運用を行っています). 本稿では,そのサービスの概要について紹介します.


2. 利用申請
本サービスを受けるためには 「大型計算機システム利用者番号 (アカウント)」 を取得していただき, かつ本システムで提供している 「ホームページサービス」 の松/竹コースの利用申請が必要です.
ホームページサービスの詳細は以下のURLを参照してください.
https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/services/database/homepage.php

メールホスティングの連携を行うには、DNSの設定でホスティングを行う ドメインの MXレコードに本センター管理のメールホスティングサーバのホスト 名を指定する必要があります. 本サービスでの DNS の設定はセンター側で 行いますので,利用者側での設定は不要です. しかし,利用者の部局側でサブドメインを管理している場合や学外のドメインを使用する場合は, 利用者側に設定をお願いすることになります.

メールホスティングされたドメイン宛のメールは全て,
利用者番号@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp
へ転送されますが,本システムの電子メールサーバ(sakura)の 簡易メーリングリスト機能 と 連携させることで,ホームページサービスで申請したドメインについて, 複数のメールアドレスを使用することができます.


3. 設定方法
ここでは,

システム利用者番号 w50000
メールホスティングを行うドメイン名 mailhost.kyoto-u.ac.jp

とする場合の利用者の設定例を紹介します.
まず,転送アドレスの設定ファイルを電子メールサーバ(sakura)に 取得した 利用者番号でログインします.ログインできれば, ホームディレクトリに
「.forward+任意な文字列」
というファイルを作成します.ここでは, 「.forward+test」 とします.

このファイルに,利用者が転送したいメールアドレスを指定します. これで,test@mailhost.kyoto-u.ac.jp 宛にメール送信すると,.forward+test に指定している メールアドレスに転送されます(ここでは, w55555@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp と media@xxx.yyy.zz 宛にメールが届きます). この例を基にして,メールホスティング機能の 概念図は図1のようになります.

また,この転送アドレスの設定ファイルを複数作成し, 「任意な文字列」部分を氏名 (もしくは好きなアカウント名)にすることで, 自由に複数のメールアドレスを設定できますので, 研究室などで個人用のメールアドレスとして利用できます. さらに,設定ファイルに 複数のアドレスを指定することで, 研究室向けのメーリングリストを作成することも可能です

なお、設定ファイルについて,各自のホームディレクトリのパーミッションで グループに対して書き込みが可となっていると.forwardによる転送の機能は 利用できませんので、 書き込み不可の設定にしてください。

図1: メールホスティング機能概念図


4. おわりに
本稿では,学術情報メディアセンター大型計算機システムで提供しているメールホスティングサービスの 概要について紹介しました.現在,利用者の設定は sakura にログインして行う必要がありますが, 将来的には Webブラウザでの設定が可能になるように検討していく予定です.

本件に関するお問合わせは下記までお願いいたします.
学術情報メディアセンター大型計算機システムメールサービス担当
電話:075-753-7432 または 内線 7841
メール:mail-qa@kudpc.kyoto-u.ac.jp

KUINS 会議日誌

平成17年10月11日~平成18年1月29日

情報環境機構 KUINS 運用委員会
平成17年10月12日(第7回)
・KUINS 負担金状況報告
・KUINS ネットワーク機器管理システムについて
・KUINS ニュースの発行について
・KUINS 状況報告
・平成18年度情報ネットワークシステム保守点検業務の導入手続きについて
・その他

平成17年11月29日(第8回)
・KUINS 利用負担金検討委員会報告
・平成18年度情報ネットワークシステム保守点検業務,運転管理業務の導入手続きについて
・KUINS ニュース No.51 の発行について
・KUINS 状況報告
・その他

平成17年12月27日(第9回)
・平成18年度情報ネットワークシステム保守点検業務,運転管理業務の導入手続きについて
・桂キャンパスのスイッチ調達について
・KUINS ネットワーク機器管理システムについて
・KUINS ニュース No.51 の発行について
・KUINS 状況報告
・その他

お知らせ

情報環境機構の発足に伴い,KUINSニュースの発行主体は 「情報環境機構 KUINS 運用委員会」になりましたが, 従来どおり年4回発行していきます.

KUINSニュースへの寄稿を歓迎します.詳細は kuins-news@kuins.kyoto-u.ac.jp または下記までお問い合わせください.

問い合わせ先
情報環境部 情報基盤課 ネットワークグループ(075-753-7841, 7432)

PDF版 KUINSニュース No.51

 

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