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KUINS ニュース 40

目次

KUINS news 40 [2003.3.15]

表紙写真: 第1回 学術情報メディアセンターシンポジウムの模様


KUINS-III 利用負担金請求開始のお知らせとそれに伴う設定変更に当たってのお願い

学術情報メディアセンター利用規程(平成14年4月2日達示第23号制定)第二十一条に基づき, 「KUINS-II及びKUINS-III接続に対する提供サービス及び利用負担金規程」が, 本センター学内共同利用運営委員会および部局長会議の議を経て, 総長裁定されました. 同規程では,KUINS-III利用負担金の徴収開始は平成15年4月1日となっております.

利用負担金は,同規程の定めにより,1つの情報コンセントにつき1ヶ月300円 です (利用負担金が減免される情報コンセントについては後述します). 経理情報はVLAN単位で まとめさせて頂きます. すなわち,同一VLANに所属する情報コンセントには同じ経理情報 (支払責任者, 支払費目等)が付与されます. このため,現在 VLANごとに管理責任者の再調査 および,経理情報のお問い合わせをしております.

利用負担金の金額や請求先といった経理情報は,毎月1日に採取したデータにより決定します. また,6ヶ月分をまとめて最初の月(4月と10月)に請求し,清算は次の半年分請求の時に行います.

なお,暫定措置として,以下のような場合には負担金が減免されることになっています.
・KUINS-IIIとして利用する設定になっていない情報コンセント(KUINS-II設定のもの等)は負担金を免除
・オープンスペース設定(講義室などのように出入りする人が限定できない場所でセキュリティを 保つために,SSH と MS-PPTP でのみ KUINS-IIへアクセスできない設定) のVLANに 繋がる情報コンセントは負担金を免除
・同じ部屋で同じ設定になっている情報コンセントが複数ある場合, それら全てを合わせて情報コンセント1つ分のみの負担金が発生

これに伴って情報コンセントの設定変更をされる場合は, 早めに申請をして頂きます ようお願い致します. 通常,情報コンセントの設定変更には1~2週間を要します. 短期間に多数の申請がありますと,それ以上の時間がかかる場合がありますの で予めご了承下さい.

なお,申請方法は,
http://www.kuins.kyoto-u.ac.jp/applications/k3vlan/
に掲載しておりますので,皆様のご協力をお願い致します。

桂キャンパスネットワーク利用申請について

平成15年度より,工学研究科および情報学研究科の桂キャンパス移転が始まります. 学術情報メディアセンターでは,去る1月21日に,平成15年度に移転される方々を対象にした 説明会を開催しました.

ここでは,桂地区 Aクラスタのネットワーク構成,情報コンセントの利用方法, およびKUINS-IIやKUINS-IIIの利用申請方法等についてご説明しました.
申請方法の詳細につきましては,
http://www.kuins.kyoto-u.ac.jp/applications/katsura/
をご覧下さい.
また,工学研究科附属情報センターのページ
http://info.kogaku.kyoto-u.ac.jp/
も併せてご覧下さい.

IPネットワーク連絡会議および第11回NCA5総会報告

平成15年2月3日(月),京都大学学術情報メディアセンター(北館)で, IPネットワーク連絡会議および第11回NCA5総会が開催され, NCA5 加入・接続機関(38機関 55人)から多数のご参加をいただきました.

当日は,NCA5 の現況報告,新規加入機関の紹介の後, 学術情報メディアセンター長の 松山教授から本センターの現状と, 地域ネットワークをベースに学術研究・ 教育に関しての地域コミュニティー のプロセスを踏まえたNCA5の再定義に関する講演がありました. また,京都府によるデジタル疏水ネットワークの構想と今後の展開についてや, 京都市と(財)京都高度技術研究所(ASTEM)より、情報通信ネットワーク『京都ONE』 構想と大学情報ネットワークの構築・ 活用についてなどの話題提供をいただきました.

さらに本センターから,金澤教授より「大学におけるセキュリティーポリシー の考え方」 について,角所助教授より「学術情報情報メディアセンターに置け るコンテンツ作成支援 サービスの現状」について講演がありました.

なお当日の講演に関する資料につきましては,
http://www.nca5.ad.jp/nca5-meeting/
でご覧になることができます.

情報ネットワークのセキュリティ管理について

京大広報 571号,572号におきまして,情報ネットワーク危機管理委員会による 「情報ネットワークのセキュリティ管理について」 という解説記事が掲載されています. 内容として,ウイルス感染とか不正アクセスはどういったものか, またそれらの対策方法についてなど,情報ネットワーク関連に馴染みのない方にとっても, わかりやすく書かれています.

講習内容として,学術情報メ ディアセンターとKUINS システムに関する概要, KUINS の具体的な利用方 法に関する説明を行い,また KUINS におけるセキュリティについて 講演を行いまし た.

本解説記事は以下のホームページから取得できますので, セキュリティ対策への関心を強める意味でも一読をお勧めします.

この頃話題になっているウイルス感染とか不正アクセスとかって,どういうこと?
― 情報ネットワークのセキュリティ管理について(その1) ―
http://www.adm.kyoto-u.ac.jp/kyodai-koho/571.pdf (京大広報 571号:2002年9月)

ところで,ウイルス感染とか不正アクセスへの対策はどうするの?
― 情報ネットワークのセキュリティ管理について(その2) ―
http://www.adm.kyoto-u.ac.jp/kyodai-koho/572.pdf (京大広報 572号:2002年10月)

第1回 学術情報メディアセンターシンポジウムを開催

平成15年2月20日に,第1回 学術情報メディアセンターシンポジウムが開催されました. 本シンポジウムは,昨年まで旧大型計算機センター主催で行なってきた研究発表会が, 学術情報メディアセンターの発足に伴い,新たにリニューアルされたものです.

シンポジウムでは,本センターの各研究部門から多方面の分野についての研究発表があり, ネットワーク研究部門からも,「安全なギガビットネットワークシステム(KUINS-III)の構築と運用」 について 発表を行ないました.

シンポジウムのプログラムは,
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/event/sympo-2003/index.php
で公開しています.

部局メールサーバの KUINS-III への設置について

KUINSニュース39号「ウィルスチェック機能つきメールサーバの部局サーバからの利用について」 の記事では, ウィルスチェック機能つきメールサーバを部局サーバから利用する場合の基本的な 設定方法についてお知らせしました. ここではさらに,部局メールサーバを KUINS-III に設置する場合,ならびに, 部局メールサーバを冗長構成化する場合の設定方法について 説明します.

部局メールサーバを KUINS-III に設置する場合は,まず, KUINS のメールサーバからKUINS-III の VLAN に設置したメールサーバへメールが転送できるように フィルタの設定を緩和するため, KUINS-III VLAN設定変更申請届を提出して頂く必要があります. VLAN新規設定時に特に指定が なかった場合は,当該 KUINS-III VLANはKUINS-IIからアクセスすることができないため, KUINS のメールサーバからのメールの転送もできないようになっています.

次に,KUINS-III の VLAN に設置したメールサーバのアドレスを, 転送を行いたい メールアドレスに対応するドメインの DNS に登録し, KUINS のウィルスチェック機能つき メールサーバが転送先を知ることができるようにしておく必要があります.

KUINSニュース39号の方法をそのまま応用すると, 次のように設定することが可能ですが, 学外から検索可能な DNS の情報に, KUINS-III で利用しているようなプライベートアドレスを 含めることは望ましくありません.

$ORIGIN example.kyoto-u.ac.jp.
@ IN SOA .....
:
IN MX 10 mx1.kuins.net.
IN MX 10 mx2.kuins.net.
IN A 10.234.56.78

そこで,プライベートアドレスを学外に直接見せない方法として, KUINS では kuins3mx という特別なホスト名を用いる形でアドレスを指示できるようにしています. 例えば,次のような形で DNS の設定を行います.

$ORIGIN example.kyoto-u.ac.jp.
@ IN SOA .....
:
IN MX 10 mx1.kuins.net.
IN MX 10 mx2.kuins.net.
kuins3mx IN MX 10 mail.example.kyoto-u.ac.jp. ; ※A
IN A 10.234.56.78 ; ※B
mail IN A 10.234.56.78 ; ※C

このように定義を行うことで,KUINS のウィルスチェック機能つきメールサーバは, user@example.kyoto-u.ac.jp 宛てのメールをexample.kyoto-u.ac.jp でなく kuins3mx.example.kyoto-u.ac.jpに対する MX の内容に従って転送するようになります (kuins3mx.example.kyoto-u.ac.jp が DNS に定義されていない場合の動作はこれまでと同じです).

なお,kuins3mx という特別なホスト名に対する A レコードの値(※B) は転送先となる メールサーバのアドレスとしては利用されませんが, ワイルドカード MXの定義等による混乱を 防ぐため、この A レコード(※B)が存在している場合にのみ kuins3mx という特別な ホスト名に対する MX レコード(※A)が参照されます. この MX レコードには, メールの転送先として,mail.example.kyoto-u.ac.jp が指定されているので, そのホストのアドレス(※C)にメールが転送されます. このようなことから ,A レコード(※B)は必ず定義しておいて下さい.

同様にして,部局ゾーン内のサブドメインに定義する場合は次のように記述す ることになります.

$ORIGIN example.kyoto-u.ac.jp.
subdomain IN MX 10 mx1.kuins.net.
IN MX 10 mx2.kuins.net.
kuins3mx.subdomain IN MX 10 ms.subdomain.example.kyoto-u.ac.jp.
IN A 10.234.56.78
ms.subdomain IN A 10.234.56.78

もちろん,kuins3mx という特別な名前に対する MX は複数記述することが可能ですから, 部局内にバックアップのメールサーバ等を設置したりする場合には, 必要な数だけ MX を記述することができます. 上記の2つの例それぞれにおいて,複数の MX を記述した場合は以下のようになります.

$ORIGIN example.kyoto-u.ac.jp.
@ IN SOA .....
:
IN MX 10 mx1.kuins.net.
IN MX 10 mx2.kuins.net.
kuins3mx IN MX 10 mail1.example.kyoto-u.ac.jp.
IN MX 20 mail2.example.kyoto-u.ac.jp.
IN A 10.234.56.1
mail1 IN A 10.234.56.1
mail2 IN A 10.234.56.2

$ORIGIN example.kyoto-u.ac.jp.
subdomain IN MX 10 mx1.kuins.net.
IN MX 10 mx2.kuins.net.
kuins3mx.subdomain IN MX 10 ms1.subdomain.example.kyoto-u.ac.jp.
IN MX 20 ms2.subdomain.example.kyoto-u.ac.jp.
IN A 10.234.56.1
ms1.subdomain IN A 10.234.56.1
ms2.subdomain IN A 10.234.56.2

この記述方法は,メールサーバを KUINS-III の VLAN に設置した場合に限らず, KUINS-II に設置されている複数のメールサーバを KUINS のウィルスチェック 機能つきメールサーバと連携させる場合にも有効です.

KUINS-III FTP プロキシサーバの変更に関するお知らせ

KUINS では,KUINS-III から学外へのアクセス用に各種プロキシサーバを運用していますが, このたび, マシンリソースの都合に伴って FTP プロキシサーバを変更することになりました. ホスト名が以下の通り変わります.
(ftp-proxy.kuins.kyoto-u.ac.jp は,平成15年 4月末で運用終了する予定です)


設定方法の詳細については,以下の URL をご参照下さい.
http://www.kuins.kyoto-u.ac.jp/KUINS3/kuins3-guide/ftp-proxy-new.html

KUINS 会議日誌

平成14年11月26日~平成15年3月14日

学術情報システム整備委員会
平成15年1月8日(第36回)
デジタル疎水ネットワーク(仮称)の接続について

学術情報システム整備委員会技術専門委員会
平成15年2月21日(第53回)
平成16年度概算要求の方針について
その他

KUINS 運用委員会
平成14年11月26日(第6回)
・KUINS ニュース 発行について
・KUINS-III パンフレットについて
・KUINS-II 負担金について
・KUINS データベースについて
・KUINS-II 接続機器フィルタリングについて
・その他

平成14年12月17日(第7回)
・KUINS-III 運用状況について
・KUINS-II 接続機器フィルタリングについて
・光ファイバ研修について ・NCA5 の状況報告
・その他

平成14年12月27日(第8回)
・KUINS-II 接続機器フィルタリングについて
・KUINS データベースについて
・KUINS-III 負担金について
・KUINS の業務体制について
・NCA5 に関する状況報告
・京都デジタル疎水について
・その他

平成15年1月9日(第9回)
・KUINS-II 負担金の状況報告
・KUINS-III パンフレットについて
・桂キャンパスネットワークの説明会について
・KUINS-III 負担金について
・光ファイバ研修について
・その他

平成15年1月21日(第10回)
・桂キャンパスネットワークの説明会について
・KUINS-III パンフレットについて
・来年度の講習会について
・その他

平成15年2月3日(第11回)
・KUINS-II 負担金の状況報告
・KUINS-III 負担金について
・桂キャンパスネットワークについて
・光ファイバ研修について
・NCA5 総会について
・その他

平成15年2月19日(第12回)
・KUINS-II 負担金の状況報告
・KUINS-III 負担金について
・KUINSプロキシサーバの運用について
・学術情報メディアセンター年報の発行について
・KUINS ニュース No.40 の発行について
・光ファイバ研修について
・その他

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お知らせ

KUINSニュースへの寄稿を歓迎します.詳細は kuins-news@kuins.kyoto-u.ac.jp または下記までお問い合わせください.

問い合わせ先
学術情報メディアセンター 情報サービス部 ネットワーク担当 ((075) 753-7841)
(学術情報メディアセンター等事務部 ネットワーク掛 ((075) 753-7432))

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